福岡市で、聴覚特別支援学校幼稚部14時以降の子どもの預け先が確保できます!

皆さん、こんにちは。

岩尾です。

 

9月に大田県議が福岡県議会で代表質問をしてくれた

「聴覚特別支援学校幼稚部の14時以降の預け先の確保」の件ですが、知事が「関係機関と協議して参ります」と答えてくれ、その後も、大田県議が県に掛け合ってくれ、県の担当の方が福岡市と協議を進めてくれていました。

 

そして、ついに、福岡市が、話し合いの場を作ってくれました!もちろん、大田県議が調整してくれたおかげです。

 

さて、どうやって理解してもらおうか?どう話せばいい方向に進めるか?

自分なりにいろいろ考えてはきたんですけど、直前でいろいろと福岡市の方針が見えてきて、「それじゃあ八方塞がりだわ!」となってしまっていたんですけど、いざ話し合いの場に行くと、福岡市の担当課の方が話を始めてくれまして、何と!こちらが交渉するまでもなく、しっかりこちらの困りごとを理解してくれ、最高の形での提案をしてもらえました!

 

つまり、まだまだ申請等はこれからですが、福岡市が、そらいろの会員でもあり協力者である放課後デイサービスを運営している民間事業所に、児童発達支援の指定をおろすことを認めてくれました!
もちろん、審査に通ればの話ですが、こんな嬉しいことはないです!!

 

これまで福岡市は、聴覚特別支援学校幼稚部と児童は発達支援センターの併用ができず、14時で終わると迎えに行き、その後子どもを預かってくれる場所がありませんでした。

まあ、認可外の保育園なら預けてもらえますが、金額が高い上に、送迎はありませんので、どっちにしても片方の親はフルタイムでの仕事を諦めざるを得ない状況でした。
また、夏休みなども預かってもらえるところがなく、仕事ができません。

 

他の市では、14時以降の子どもの面倒を見るシステムが確立されているところが大多数でしたが、福岡市はそういった状況で、経済的に非常に厳しい家庭もあるし、やりがいある仕事を諦めざるを得ない方もいましたし、子どもに最適の選択をさせてやれない家庭もありました。

 

これは何とかしないといけないと思い、今までいろんな方の助けを借りて動いてきた結果、こんなに早く道筋を作ることができまして、本当によかったです。

 

アンケートに協力していただいた方々、大田県議、福岡県の関係部署の方、福岡市の関係部署の方、そして、実際に児童発達支援を運営するスケッチブックさん、本当にありがとうございます!

また、スケッチブックさんには、言葉では表せない大きな決断をしていただき、感謝の言葉しかありません。

 

そして、大田県議。

世の中の大多数の政治家は、今回のような少人数しか対象にならない案件をまともに考えてくれることはまずないと思います。

でも、大田県議は、本当に親身になって相談に乗ってくれました。

初めて聞かされる難聴児のこと、障がい児保育のこと、いろいろ調べてくれましたし、北九州の支援学校や福岡市にすぐに連絡を取り話を聞いてくれたし、久留米の事業所に話を聞きにも行ってくれました。

代表質問も、会派では一旦やめようとなったようですが、また枠が空いたとき、再度この話を持ち出してくれました。

そのおかげで、ここまでこれました。

 

議員さんとしては、儲からない案件だとは思いますが、そんなこと一切気にされるそぶりもなく、本当に親身に働きかけてくれました。

だから、いつも安心して相談できましたし、この人こそ、本当の政治家だなと心から思いました。

大田県議にも感謝しかありませんし、この感謝は言葉では表せません。


本当に皆さん、ありがとうございます。

それから、これは言っておいた方がいいことですが、この件は、「14時以降の預かり」とは言っているのですが、児童発達支援は「預かり」ではなく、「療育」です。

療育を充実させることで、その副次的な効果で、親の就業の課題解決にもつながるというわけです。

 

平日は、幼稚部の後の療育になりますが、スケッチブックさんなら、きっとオーバーワークにならないよう、最適な療育をしてくれるだろうと確信しています。

 

いや~しかし嬉しいです。

現在関わりある人のためにも、そして、まだ見ぬ後々の人のためにも、大きな一歩になれたかなと思います。
ありがとうございます!