幼稚園の特別支援教育加算 難聴児の場合

こんにちは。岩尾です。

加配制度の幼稚園版についてもお伝えしますね。

 

幼稚園は県の管轄で、加配制度は市の制度なので、利用できません。

 

で、県にも似たような制度があって、それが「特別支援教育加算」です。

 

これも申請式ですが、特別支援教育加算は、申請すれば全て通ります。

これは福岡県に確認済みです。

 

 障がい児一人につき、一つ申請できます。

で、通れば、年間40万円弱が助成されます。

 

県の制度なので、福岡県下のすべての市町村で利用できます。

 

で、この助成金、あくまで園の運営補助ということで、何に使ってもいいとのことです。

人を雇うためではなく、施設の補助にしてもいいし、何に使ってもいいというものです。

 

まあ、人を雇うことを考えると、40万弱では足が出まくります。

プラスアルファの先生が欲しい難聴児としては、非常に厳しい制度です。

 

この件は、福岡県に直接要望する機会を作ってもらったんですけど、毎年国に交渉はしている。福岡県はまだ高い方というおとで、仮に見直されたとして、加配の軽度並みの助成もままならないだろうとは予測できます。

 

福岡県の見解では、園の運営に任せているとのことで、行政としての支援を考える気は全くないようでした。

ただし、今の担当者がですので、本当にやきもきしますが、中には心意気のある担当者もいるので、担当が変われば、少しはいい方向に進めるかもしれません。

 

 

ということで、幼稚園に通う難聴児にできることは、

・まず、1クラスの先生の人数が多い幼稚園を選ぶ。

・経営陣が非常に協力的な園を選ぶ。

まずはこの2つかなと思います。

 

経営陣が協力的な・・・というのは難しい面もあります。

経営陣の中でも意見が割れてる場合もあるし、経営陣は良かったけど、現場が・・・ということもあるかもしれません。

また、協力的だった人が辞めることもあるし、なかなか難しいんですけど、まずできることは、この2つです。

 

それから、福岡市近郊なら、親御さんの了承、園の了承が必要とはなりますが、こんな手が使えるんじゃないか?という策もあります。

まだ何とも言えないのでここでは書けないんですけど、もし、幼稚園に通っている難聴児さんで、療育的な働きかけができずに困っている方がいれば、お気軽にご相談ください。

まあ、この策、園の了承がハードル高いだろうなと思うんですけど、今時点でできることですね。

 

幼稚園も保育園と同じく、プラスアルファの先生を置く制度について思い違いをしている例を聞きます。

詳しくは、「保育園の加配制度 難聴児の場合」をご覧ください。