保護者へ難聴のことを説明

こんにちは。岩尾です。

 

おかげさまで、娘も無事年中(4歳児)クラスに上がりました。

上がったんですけど、実は去年からやっぱり周りの健聴の子たちとのコミュニケーションが難しくなってきたかなあと思うところがあり、4歳児に上がったタイミングで、クラスの保護者が集まる会があるので、そこで娘の難聴のことを話させてもらおうと思ってました。

 

偶然、もう一方そういう方がいて(難聴ではないですが)、2人の保護者から、子どもについての話をさせてもらいました。

 

僕は、画像でも出してますが、「難聴の8つのおはなし」というミニ手帳を配りました。

話せる時間が5分と短かったため、手帳を使っての説明ができず、口頭で説明して、よかったら、帰ってから読んでくださいとお話しさせてもらいました。

 

 

 

 

内容的には、

①娘の難聴の程度(具体例を挙げて程度を説明し、補聴器を付けても、僕らと同じようには聞こえない)

②補聴器の特性(周りの音を全て増幅する、後ろからの音は拾いにくい)

③教室では音が多く、大きいため、友達の声は聞き取れないはず。また、後ろから声をかけられても気づかないことが多い。

④だから無視をしたようになったり、言っても聞かなかったりがあるかもしれず、もしそういうことがあったとしたらすいませんでした。ただ、わざとではないんです。また、頭に入ってくる情報量が圧倒的に少ないので、概念的な理解がまだ難しく、人の気持ちがわからなかったりすることもありますが、もし不快な思いをした子どもさんがいたらすいませんでした。そして、これもわざとではないんです。

⑤なので、どうしたらいいか(声かけして話し始める、口を見せて話す、もしよかったら指文字なんてのもあります)

⑥娘は話すのがうまくはないけど、友達と話すのは好きで、よかったら一緒に話してくれるとうれしいです。ただ、聞き取りにくいので、どうしてもわからなかったら、「ごめん、わからない!」で構いません。難しいだろうと話さないより、わからない!となっても話してくれた方がうれしいです。

⑦よければ、帰って子どもさんと一緒に難聴の8つのおはなしを読んでくれるとうれしいです。

といったところです。

 

おそらく、5分はオーバーしてるはずですが、急いだだけに、言い忘れたことが多数あります。

せめて、10分ぐらいもらえると落ち着いて話せるかなと思います。

 

抜けが多かっただけに、どうだったかな・・・と思ってたんですけど、なんと、今日、保護者の一人の方が、

「この間はお話ししてくれてありがとうございます」と、話しかけてくれ、「話を聞いて、ぐっとくるところがあり手紙を書かせてもらいました」と、お手紙をくれました。

 

いや、もう本当にうれしかったです!

手紙では、その方の子どもさんが、うちの子に手話を教えてもらったとうれしそうに話してくれたこともありましたと教えてくれ、ああ、そんな話を友達とできてたんだと本当にうれしく思いました。

また、すごく考えてくれたからこその、誠実で心温まる言葉もあり、時間があればゆっくり話を聞きたいとも言ってくれ、本当に、涙が出るほどうれしかったです。

1人でも、こんなふうに思ってくれる人がいるとわかって、本当に言って良かったです。

 

2歳児クラスまでは、特に保護者の方にお話しした方がいいかなとかは、思う余裕がなかったのか、気が回らなかったのか、全く考えたことはなかったんですけど、早めに言ってもいいなと思いました。

結果的にうちは4歳児で言ったんですけど、お手紙をくれた保護者の方が、「難聴の程度もわからなかったし、知識もなかったので、教えてもらってよかったです」と言ってくれてました。
それを聞いて、難聴の程度なんかは、もっと前に言っておくべきだったなと思いました。
きっと、聞くに聞けない状況だったはずで、どう接していいかわからなかった人も多いかもと思いました。

1歳児でも、2歳児でも、聞こえの程度とか、難聴ってこんな感じなんですといったことはまず伝えておく。

3歳児か4歳児になったら、こう接してくれると助かりますや、誤解の理解なんかを伝えるといったふうに、何回かお話ししていけると、お互いよりよく過ごしていけるんじゃないかなと思いました。

でも、本当にうれしい言葉でした。

心から感謝です。