福岡市障がい者110番

こんにちは。岩尾です。

 

今日はちょっとご紹介です。

福岡市障がい者110番という相談窓口が2019年度からできています。

ようやく1年間経ったところですけど、他の市町村にもあるようです。

 

ちなみに、福岡「県」障がい者110番というのもあるようです。

 

 

ここは、障がいにおける差別などを受けたときに、相談できる窓口です。

つまり、保育園や小学校などで、子どもに対する合理的配慮のお願いを、全く聞いてくれないなどの場合も相談でき、担当者が間に入って、建設的な対話で解決できるよう、「調整」をしてもらえます。

 

福岡市に関して言えば、ここの担当者さんがめちゃめちゃ熱心で親身になって、即動いてくれる方で、安心して相談できます。

 

実は、うちは、保育園でなかなか合理的配慮のお願いを聞いてもらえない担任・園長にあたってしまったことがあり、1年半粘り強く、時には待ち、対話を続けてきましたけど、全くわかってもらえず、結局転園した経緯があります。

 

多大なエネルギーをかけて、成果が0だったわけで、このエネルギーを子どもにかけられた方がどれだけ良かったか・・・後の祭りです。

 

この件で市にも改善要望を出しましたけど、3ヶ月待って形式的な報告しかもらえず、何も動いてもらってないという結果でした。

 

障がい者110番は、相談した次の日ぐらいに、保育園に出向いてくれ、障がい者差別解消法、合理的配慮の提供義務についての資料を渡し、説明をしてくれました。

 

実は、うちは、転園した後に相談したため、転園したということは、問題(差別・合理的配慮の提供義務違反)が解決されたとみなされるようで、障がい者110番も、資料を渡して情報提供するという働きかけ以外にできないとのことでした。

 

でも、在園中であれば、問題の解消に向けて、間に入って調整してもらえます。

 

保育園などの担任に、聴覚障がいの合理的配慮のお願いについて、2,3回話して対応してくれない場合、すぐに障がい者110番に相談することをお勧めします。

(ただし、福岡市以外は、担当者次第というところはあります)

 

わからない人は、保護者が何を言っても聞こうとしないし、療育センターの先生に来てもらっても、変わりませんでした。

療育センターの先生は、あくまでアドバイスをするという役割なので、問題の解決の調整まではできません。

 

なので、問題解決を第三者的に調整してくれる障がい者110番なら、少しは変わってくれるんじゃないかという期待は持てます。

 

仮に、間に入っても全く変わらなかった場合、

市長へ「指導や助言」を申し出ることができ、その際、福岡市に設置されている附属機関(有識者会議のような)で解消に向けた方法を検討し、「指導・助言」、そして「勧告」、最後は「公表」がなされるとのことです。

 

正直、ここまで待ってはいられないはずです。

でも、第三者が入って調整してくれているのに変わらないとなれば、早い段階で転園の選択を考えられるようになりますし(転園って、なかなか選択する気になれない面があります)、もし、近くに転園先がないのであれば、時間はかかりますが、ここまで働きかけてもらえれば、次年度の担任は変わるぐらいの措置は取ってもらえるんじゃないかとは思います。

まあ、園長が無理解だと難しい面はあるかもしれませんが。

 

無茶なことではなく、共生のために必要なちょっとした気遣いのお願いを、普通に受け止めて聴いてもらって、できる範囲でどうしようか保護者や専門家と一緒に考えていこうとしてくれるだけでいいんですよね。

教育に関わる方であれば、全ての方がこうあってもらえると助かりますが、もし、問題が起きたときは、早めに信頼できる第三者に入ってもらう方がかなり有効だろうと思います。

 

ちなみに、福岡市障がい者110番の担当者は、医療的ケア児の相談も、話は聞けますとのことです。

当然、医療的ケア児の知識はないようです。

でも、話を聞いて、しかるべき機関を紹介してもらったりはできるようなので、もし、八方ふさがりになったときは、ご利用されてもいいと思います。

 

福岡市障がい者110番

 

機能してるかわかりませんけど・・・

福岡「県」障がい者110番

 

福岡市差別解消条例と福岡市障がい者110番について

 

無いに越したことはありませけど、もし、問題が発生したときは、ぜひ利用してみてください。

繰り返しますけど、福岡市の障がい者110番の担当者さんは、すぐに動いてくれるし、心底信頼できる方です。