昨日は、スケッチブックさん主催の勉強会に行ってきました。
今回のテーマは「サポートブック」
大阪の河内長野市で使われている「はーと」というサポートブックで、それを作ったピアはーとさんを呼ばれてのワークショップでした。
サポートブックとは、障がいのある子どもの情報を、支援者さんたちと共有できるように、子どもについてのことを整理したシート集です。
いろいろな種類があって、その中から子どもに合うものだけを選んで書くことができます。
こう言うと、サポートブックは、障がいのある子どもの支援者のためにあるように聞こえますが、
このサポートブックは、100%子どものためにあるということがまず大前提。
もちろん、支援者にとっても役に立ちますけど、子ども自身が大きくなって見返したとき、「ああ、こういうことができてたのか」「こんな子どもだったのか」「結構、自分、頑張ってたんだ」「こんなふうにサポートしてくれてる人がいたよな」と、力がもらえるものでもあるんですね。
だからこそ、ネガティブな書き方はよくないですよね。
あれができない、これもできてなかったと書かれたものを大きくなって見返したら、力をもらえるどころか、失ってしまいます。
もちろん、苦手なことを知らせる必要もありますけど、あくまで、これは苦手なことだというだけで、基本的には、ポジティブに書いていくといいとのこと。
ポジティブに書けば、支援者の方々も、ポジティブに見てくれるし、いい方向に進んでいけますよね。
この”強みを活かした支援”、好きですね!
そして、支援者が変わるたびに、親が一から説明しないでも、これだけを見ればほとんどのことが共有できます。
これはありがたいですね。
いくら先生同士で引き継いでますと言われても、こんな大事なことを人任せにはできません。
サポートブックは、自分が書いたものなので、安心して引き継いでもらえます。
まさに、5年後、10年後・・・と続く、子どもたちにとって一貫した支援につながっていきます。
このサポートブック、各自治体ごとに作っていますが、様式通りにしなくてはいけないものでもありませんので、どこのを使ってもいいですし、何かをベースに自由にカスタマイズもできます。
また、一応、行政から、サポートブックというものがあるよ。しっかり見てくださいねというお達しはあってるようですが、これも自治体ごとに温度差はあると思います。
いずれにしても、これは非常に子どもにとっても、学校の先生たちにとってもいいものなので、今から少しずつ広げていきたいですね。
昨日は、自分で書いてみて、グループでシェアをしました。
シェアするといいですね。
ポロっと、いいエピソードが出てきて、「それ、書いときましょうよ!」というのがいっぱい出てきました(笑)
そらいろでも、サポートブックワークショップやっていきたいなと思いました。
スケッチブックさんと連携して、みんなで書いてシェアできる機会を作っていきたいと思います。
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