富士通エレクトロニクスさんが開発したオンテナ
音を感知して、振動と光にして伝えるものです。
難聴の子は、音楽を聴くと、やっぱりちょっとタイミングが遅れます。
当り前ですよね。
聞こえづらいので。
うちの娘も、歌やダンスは大好きですが、やっぱり歌は遅れます。
それに気づきだしたんでしょう。
今年の運動会では、
「ダンス、むずかしいの。おとがさきにいっちゃうの」
と言っていました。
自分で音楽を聴きながらダンスしたい!という気持ちが芽生えたんですね。
嬉しい成長です。
視覚的なサポートを考えたりしましたが、
ちょっと時間も少なく、なかなかうまくできなかったんですけど、運動会の2日前にオンテナを知りました。
運動会には間に合わないけど、気になって問い合わせたら、体験の機会を作ってくれて、先日、子どもと一緒に体験してきました!
<感想>
結構、しっかり振動する。
マイクを使う方法と、コントローラーを使う方法があって、
マイクを使うと、マイクが拾う音を全て振動に変えます。
なので、音楽を鳴らすと、常にブーンブーンと振動している状態。
聴者は、「なんだか音楽とは言えないな」と思いますけど、
難聴の人が体験すると、「これが音楽なんだね!」と、なることもあるようです。
コントローラーを使うと、例えば、メトロノームのリズムの音を入れてあげれば、
それに合わせて歌を歌っていく事ができます。
このおかげで、小さい声でしか歌ってなかった子が、大きな声で歌えるようになったという例もあるようです。
劇とかは、話し始め、動作の初めのなどをコントローラーで教えてあげることもできます。
そして、オンテナのコンセプト
「ろう者と健聴者が共に楽しむ未来を目指して」
というのが僕は大好きです。
そういう目線で開発してるので、
これから、双方向でどんどんいいものにしていける可能性もすごく感じています。
ともあれ、非常にいいものだから使ってみたいんだけど、
コントローラーが3万円、本体が2万5千円という、庶民にはきつい値段(笑)
まあ、物的には妥当な値段だろうけど、庶民にはきついね~
今、助成してもらえないか確認中です。
子どもは、「くすぐったい」と言ってました。
あと、机の上に置くとずっと振動し続けるので、それが面白くて繰り返して、違うおもちゃになってましたけど(笑)、でも、すごく可能性のあるツールだなと思いました。
多分、これを使えば、聴者の友達といっしょに、楽しくダンスできるんじゃないかなと思います!
福岡市で体験は随時できるので、体験したい方は、そらいろからつなげられるので、いつでもご連絡ください。
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