親の勘って一番大事

こんにちは。池松です。

初記事です、宜しくお願いします(^_^)/

 

先日我が家のやんちゃ息子が3歳半になりました。

画像は生後10ヶ月くらいです。

息子はこの1年後くらいに補聴器装用スタートとなります。

 

今回はそのお話を・・・。

 

元々ちょっと持病があることが妊娠中に分かっていたので、大学病院で出産後、息子だけ1ヶ月ほど長く入院していました。

 

その入院中に新生児聴覚スクリーニングを受けるも「数回試すもエラーが出る」と言われ、難聴の疑いが。退院し、生後2ヶ月の時にABR(寝ている状態で脳波で見る聴力検査)をし、その結果、軽度難聴(30db程度)と伝えられました。

ちょっと小さい声は聞きずらいけど、普通に生活できると言われました。

結果を聞いたのはクリスマスの日で、ずっと難聴だったらどうしよう、聞こえてないのかな??と不安だったので、この結果はサンタさんからのプレゼントだ!!!と喜んだのを覚えています。

 

それから1歳半になった頃、保育園の1歳児クラスへ入園が決まり4月から通い始めました。

初日は慣らし保育2時間、翌日から早速高熱を出し、噂の保育園の洗礼にビビりました・・・。

それから微熱もちょこちょこ、鼻水はズルズル、咳はゴホゴホ。小児科に通うもなかなか良くならず、ずっと鼻タレ君でした。

そんな5月のある日、家の廊下で○○~!と名前を呼ぶも気づく素振りがなく、再度大声で○○~!!!と呼ぶもやはり反応なし。(注:とても狭い家です・笑)

これはどう考えても聞こえていないと思い、近所の耳鼻科へ行って鼓膜の検査をすると、鼓膜の振動が無い=音が届いていないという結果。

それから耳鼻科へ毎日通いますが全然よくなる気配がありませんでした。

病名は言われませんでしたが、ネットで検索すると滲出性中耳炎の症状でした。

 

息子は寝返り、ハイハイ、お座りなど全て成長がゆっくりで、言葉も遅れていました。

1歳半の大事な時期に聞こえていないと、どんどん発語が遅れてしまうと焦った私は、ABRをしてもらった大学病院へ予約を入れ、見てもらうようにしました。

ABRよりも簡易的な遊戯聴力検査を受けた結果、先生からは聞こえていますとの答えが。

この日、診察は主人が1人で連れていったのですが、耳の中を見てもらうこともなく、音を鳴らして直接反応を見るわけでもなく、遊戯聴力検査の結果のみで判断されたとのことでした。

その結果を聞いても聞こえているように思えない私は、再度近所の耳鼻科へ行き、別の大きい病院への紹介状を書いてもらいました。

 

その病院で、滲出性中耳炎の診断を受け、即日鼓膜切開。

処置をモニターで見れるのですが、鼓膜の表面は濁って見え、切開した途端、膿がたくさん出てきました。

その後鼓膜が閉じるとすぐにまた膿が溜まってしまうのが数回続いたので、両耳ともにチューブを入れることになりました。

 

私は親の勘が一番大事だと思います。

妊娠時も検診時に何も異常を言われず、自ら先生に訴え紹介状を書いてもらい、結果、転院し異常が見つかりました。

今回の滲出性中耳炎の見落としもですが、私発信で紹介状を書いてもらわなければ、更にずっと処置が遅れてしまっていたはずです。

セカンドオピニオンや、インフォームドコンセント、まだ子どもがうまく痛いや辛いを伝えられない時期には重要だと思います。

 

滲出性中耳炎の診断がつき、チュービングの処置が終わってやっと聞こえるようになる!と思っていましたが、聴力はそのまま戻ることはありませんでした。

正確に言うと、鼓膜切開前より反応はよくなったけど、数値で表すと70db程、中等度~高度難聴となり、補聴器をつけたほうがよいとの結果でした。

 

CTを撮ったり、遺伝子検査をしたり、難聴の原因を探りましたが、分かりませんでした。

・滲出性中耳炎が原因?(だとしたら鼓膜切開⇒チュービングの状態で聴力は回復するのでは?)

・持病が稀に先天性難聴を伴うことが発表されているのでそれが進行性で聴力が落ちていったのか?

・そもそも生後2ヶ月のABRの結果が誤診?(出生時から70dbほどの聴力だったのか?)

 

元々1歳半検診で、ささやき声を確認する項目があったのですが、滲出性中耳炎になる前もそれは反応がありませんでした。

 

軽度難聴だから、ささやき声はやっぱり聞こえないんだなと思っていました。

赤ちゃんの頃に撮った動画を見返してみたりもしましたが、今でも判断が難しいです。聞こえてないなと思う場面もあれば、小さい声での名前呼びに、はーいと手をあげていたり・・・

息子の上に健聴の子がいればまだ何らかの違和感を感じることができたかなと思いますが、一人っ子だし何もかも初めての子育て。しかも生まれつき軽度難聴と言われていたし、若干ゆっくりな成長ではあるものの、大きく平均から外れる程ではなかったので、赤ちゃんの反応ってこんなものかな?と、思っていました。

 

補聴器をつけて、療育センターに通い始めるまでは、やはり数か月かかりました。

更に数か月後、運よく集団療育へ2歳児クラスから通い始めることが出来、1日1日息子は成長していきました。

 

3歳半となった今では真似してほしくない親の口調も含め、「もうしなくていーよ!」「いうこときいて!」「そうそうそう」「おしごとがんばっておいで~」なんて上から目線でお話してくれます。笑

1年前にはバスを「ばーう」、消防車を「ぼーぼーた」と言う程度でしたので本当によく喋るようになりました。

 

経験談としてはあまり参考にはならない感じではありますが、息子の補聴器装用までのいきさつでした。