· 

第46回定例会を開催しました!

みなさん、こんにちは!

岩尾です。

 

第46回のそらいろ定例会、

今回は、福岡国際医療福祉大学の平島ユイ子先生をお招きして、

「難聴児のコミュニケーション」

というテーマで親の勉強会でした!

 

非常に勉強になりました!

 

平島先生が、大学生以降、コミュニケーションで悩む難聴者にすごく多く会ってきたと言われていました。

 

 

 

今日の話を聞いて、なぜ、コミュニケーションで悩むのかというと、聞こえないと、偶発的学習がしにくいからというのが大きいんだろうなと思いました。

 

そして、この部分は、やっぱり働きかけないとできないということが分かったと言われていました。

聞こえる子は、偶発的学習をしやすいので、放っておいても学びが深まっていくことが多いけど、難聴児は聞こえないので、偶発的に学習できる場面で学習できないことが多いわけです。

 

なので、まずできることは、一緒にいてそういう場面になったら、「今のはこうなったよ。こうやらないとこうなるよ」など、状況を解説してあげることでしょうね。

 

また、家で学校の出来事を聞いた時に、「それはこういうことがあったかもしれないよ」とか、「それは多分、こうだったんじゃない。だとすると、どうしたら良かったと思う?」とか、事後でもいいので状況を解説して学んでいく。

これをしないと、なぜか友達とうまく付き合えないということが起こったりもするんだろうと思います。

 

小さい頃にこれができるのは、やっぱり一番身近にいる家族ですね。

 

本で読んだ、話を聞いた、ゲームで体験した

だけでは、やはり言葉も覚えにくいし、状況を理解しにくいし、コミュニケーションの取り方も覚えにくいです。

やはり、体験で身に付けていく必要がある。

 

興味深かったのは、あるアメリカの調査で、年収が高い、中くらい、低い家族で、語彙の獲得数を見ていったときに、

小学校6年間で、3万語の差がついたとのこと。

 

これは、年収が問題ではなく、年収が低い層の子たちは、ほぼ全て高いゲーム機を持っていて、ほとんどの子が(中には親も)ゲームをやっていたけど、年収の高い層の子たちはゲームは持っていたかもしれないけど、あまりゲームをする時間は取ってない。

年収も高いので、旅行に行ったり、いろんな体験をしているようで、こういった体験を多くしている人たちが語彙の獲得数が多いようだということでした。

旅行に行かなくても、公園でもいろんな体験はできるし、実際に体を動かして、自分の目で見て感じて何かをする関りが大事ということですね。

 

まあ、ゲームが悪いというわけではないですけど、ゲームだけでは、言葉の獲得もコミュニケーションの取り方も学びにくいということですね。

 

また、「私は聞こえている」と思っている難聴の子たちは多いようです。

だから、友達とかから「聞こえなかったら言ってね」と言われるのがすごく嫌だったという話もあるようです。

 

子どもたちは、生まれてからずっとこの聞こえ方なので、この世界しか知らないので、自分の聞こえが「聞こえている状態」ですね。

でも、その聞こえ方は、多くの聞きもらし、聞き間違いがあるわけで、これに気づかないと、「聞こえないのでこうやって」が言えないわけです。

 

で、多くの難聴の子たちは、大学や就職してから、グループでガッツリいろんな話し合いをするとか、そういう場面に出合い、「ああ、私は聞こえてなかったんだ」ということに気づくことが多いように思うと言われていました。

 

働き出してからだと、この話し合いがうまくできないことで、仕事にならないということにもなり、早期離職につながったりもします。

そして、転職しても、自分に必要なフォローが分からなければまた辞めてしまうことにもなってしまいます。

 

だからこそ、小さな頃から自分は聞きもらしや聞き間違いがあるんだということに気づくことと、自分に必要な聞こえのフォローは何かということに気づくため、いろんなフォローやツールに触れることが大切だなと強く思いました。

 

ちなみに、うちの娘は、聞こえている子よりは聞こえてないとは思ってるけど、大体話していることは聞こえていると言っていました。

なかなかこの辺に気づくことは難しいですけど、少しずついろんなフォローを経験して、聞こえてないことは結構あるんだなということに気づくことをまずは目指したいですね。

 

あとは、聞こえないことは悪いことではないということを、家族ともども理解するのも大切だと思います。

聞こえないことは嫌だということはあり得ますけど、聞こえないことに良いも悪いもありません。

聴力が低いので聞こえないというのは当たり前のことで、嫌だという感覚はあったとしても、それに良いも悪いもない。

大切なのは、聞こえないから、どうやって情報を把握するのか、意志疎通するのかという自分に合った方法を見つけていくことですね。

 

 

今日はなぜかプロジェクターにパソコン画面が映らなかったりと始まりが結構遅れてしまってバタバタしましたけど、子どもたちは、自分らで遊んでくれていました。

助かります。

 

平島先生、ありがとうございました!