2/17(日)に第7回の定例会を開催しました。
今回は、会員さんの知り合いの人工内耳を装用している現役大学生を招いてのインタビュー会でした。
事前に質問をまとめて確認してもらいましたが、
「私なりの伝え方、答え方になりますが答えさせていただきます」とのこと。
難しい質問もありましたが、全てに答えてくれるその姿勢が嬉しかったですね~
当日を楽しみにしていました。
さて、そして当日。
予想をはるかに上回る応対ぶりに、感心しきりでした!
そして、内容的にもすごく勉強になりましたね~
人工内耳とはいえ、やはり聞こえづらいのは当たり前。
個人差はありますが、人工内耳が成功すると大体20~30dBぐらいです。
人工内耳も、聞こえやすい声、聞こえにくい声があるようですね。
大学の授業でも、聞こえにくい先生、聞こえやすい先生いるようです。
聞こえにくい先生のときには、マイクを人工内耳に飛ばす機器を使っているようです。
そして、ノートテイクはしてないとのこと。
何か遠慮してしまうと言ってましたね。
自分が聞きたいところをノートテイカーの方が同じようにわかっているわけではないので、それなら、仲のいい友達に横に座ってもらって、わからないところだけ聞くようにしてるとのこと。
授業好きな友達を作っとかないとね~
僕の大学時代だったらまず無理だったやろうね(笑)
もちろん、ノートテイクがダメと言ってるわけではなく、一つの見解ですね。
幼少期は、親御さんがいろんな音を気づかせてくれていたようです。
話を伺うと、すごく丁寧に気付かせていたようです。
見習わないとですね。
そして、僕自身の質問だったんですが、
「難聴を意識することが多いか少ないか?」
「難聴をどのように捉えているか?」
幼少期、友達から「しゃべり方が違うよ」と言われたとき、「ああ、自分は人と違うんだ」と、ずごく気にしていたけど、今はほとんど意識することはないようです。
今は、難聴に対して、ネガティブな意識はなく、ラッキーだったなと思っているとのこと。
何かきついなあと思ったときは、人工内耳を外してボーッとできるし。
と言われていました。
サラッと言ってましたけど、この言葉が出るまでには、実にいろんなことがあったはずです。
僕にも推測しかできませんが、ものすごい努力をしてきたはずです。
「難聴でよかった」なんて思うのは嘘だ。よかったはずないやろ!と、昔は思ってましたけど、今は、受け入れたからこそ出させる言葉だなと思いますし、どんな状況であれ、そう思えることが人生でいちばん大事なことだよなと思います。
そうそう、友達ももちろんいるそうで、そりゃ当り前だろと怒られるかもしれませんが、僕の娘が今、保育園でおそらくちょっと苦労している最中で、そのあたりが親としては心配でもあったんですけど、彼女を見ると、本当、勇気をもらえましたね。
彼女曰く、「難聴の子は、絶対強いです!親御さんよりも強いです!だから大丈夫ですよ!」
40も半ばのオッサン、励まされました(笑)
いや~本当、素敵な女性でした!
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